アロマテラピーの基礎知識
ハーブ
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あ■ エキナセアエルダーフラワーオレンジフラワー
か■ カモマイル・ジャーマンカモマイル・ローマン、カルダモン|クローヴ
さ■ サフラワー|シナモン|ジンジャー|スペアミントセージセントジョンズワート
た■ タイムダンディライオンチコリ
な■ ネトル
は■ パッションフラワーバジルペパーミント
ま■ マテマルベリーマロー
や■
ら■ ラズベリーリーフリンデンレモンヴァーベナレモングラスレモンバームレモンピールローズヒップスローズローズマリーローゼル
わ■ ワイルドストロベリー
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ローズヒップス(ハーブ)
英名:Rose hipps
学名:Rosa canina L.
科名:バラ科
和名:イヌノイバラの実
別名:ドッグローズの実、ドッグブライアーの実
使用部位:乾燥した果実
用途:ティー、ジャムなど。またワイン、ヴィネガー、砂糖漬け
ヨーロッパ、中近東、北アフリカ原産のローズヒップは高さ5mまでになる潅木。棘のある枝が垂れ下がり羽状の葉をつけます。明るいバラ色から白色の5cmほどの花から、1.5cm程度の多肉質で真紅色の偽果が成ります。

ローズヒップはレモンの20〜40倍のビタミンCやフラボノイド、ペクチン、果実酸、ビタミンE、タンニンなどを含み、偽果の赤い色はリコピンやβ-カロチンなどのカロチノイド色素で、ビタミンCの補給や緩和な利尿作用、ペクチンや果実酸による緩下作用を目的に用いられるそうです。またビタミンCはコラーゲンの生成にも関与するため、シミやしわの予防にハイビスカスとブレンドして美容茶としたり、発熱の口渇に茶剤を冷やして服用するとよいようです。シロップは咳止めに加えたり、酸味料にしたり、幼児の栄養補助剤に利用するそうです。

作用:ビタミンC補給、緩下
適応:炎症や発熱など、ビタミンC消耗時の治療の補助、インフルエンザなどの感染症の予防、便秘
含有成分:ビタミンC、ペクチン、果実酸、カルチノイド(リコピン、β-カロチン)、フラボノイド
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ローゼル(ハーブ)
英名:Rosell
学名:Hibiscus sadbariffa L.
科名:アオイ科
別名:ハイビスカス、スーダニーズティー、レッドティー、ジャマイカティー
使用部位:乾燥した結実期のがく
用途:ティー、酒、ジャム、調理、繊維など
ローゼルは西アフリカ、熱帯アジア原産の高さ2mほどになる1年生草本で、花は5裂のがくと多裂の副がくを有し、花期が終わると赤く肉厚になります。フランスでカルカーデ(karkade)と呼ばれるハイビスカスの語源は、古代エジプトの美の神ヒビスに由来するといわれているそうです。

粘液には消炎・抗浮腫作用があり、多糖を含むため煎液はアレルギー性湿疹に用いられます。葉は生でまたは調理して、ガクはジャム、チャツネ、クランベリーなどのソースに加えたり、ワインに入れて利用されるようです。茎からは繊維が得られます。

さわやかな酸味と鮮やかなルビー色のハイビスカスティーは、クエン酸やハイビスカス酸などの植物酸やミネラルを含み、体内のエネルギー代謝と新陳代謝を高め、スポーツによる肉体疲労を回復させます。天然のビタミンCを豊富に含むローズヒップ(Rosa canina)とのブレンドは栄養補給や美容効果を高め、またハイビスカスの酸味をまろやかにすることから最適のブレンドとなるそうです。果実酸は大量に飲用すると吸収されにくいため緩和な穏下剤となります。

作用:代謝促進、消化機能促進、緩下、利尿
適応:肉体疲労、眼精疲労、食欲不振、便秘、風邪、上気道カタル、循環不良
含有成分:植物酸(クエン酸、リンゴ酸、ハイビスカス酸)、アントシアニン色素(ヒビスシンなど)、粘液質、ペクチン、ミネラル(鉄、カリウム)
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ペパーミント(ハーブ)
英名:Peppermint
学名:Mentha piperita L.
科名:シソ科
和名:セイヨウハッカ
使用部位:生または乾燥した地上部
用途:ティー、歯磨き、浴用、化粧料、調理、クラフト・ポプリなど
ヨーロッパが原産のペパーミントは高さ約60cmになる多年生草本。葉は十字対生で抜針形、鋸歯があり、淡赤色の花をつけます。

ミントには多くの品種があり、ペパーミントについては17世紀の終わり頃になって簡単な記述が残されているようです。神話では冥王星(冥界の王)が妖精メンタを愛したため、その妻の嫉妬によって姿を変えられたものだといわれています。

ペパーミントのさわやかなメントールの香りは中枢神経を刺激して眠気を吹き飛ばし、脳の働きを活性化させます。またティーは古くから食べすぎ、飲みすぎ、食欲不振、胃痛などに用いられてきました。

ペパーミントに含まれる精油は鎮痙作用があり、鼓腸や過敏性腸症候群に適用されます。胃腸だけでなく、肝臓や胆のうの働きも促進し、またブレンドの素材としても多く使用されているようです。ドイツでは小児科で胃の不調にペパーミント67%、ジャーマンカモミール33%の割合のブレンドティが処方されているそうです。

作用:賦活(のち鎮静)、鎮痙、駆風、利胆
適応:眠気・集中力欠如などの精神神経症、腹部膨満感、鼓腸、食欲不振、過敏性腸症候群
含有成分:精油(l-メントール、メントン、メントフラン)、フラボノイド、シソ科タンニン、フェノール類(カフェ酸、クロロゲン酸、ロスマリン酸)
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ジャーマン・カモマイル(ハーブ)
英名:German Chamomile
学名:Matricaria chamomilla / Matricaria recutita
科名:キク科
和名:カミツレ
別名:ジャーマンカモモイル、ワイルドカモマイル
使用部位:乾燥した花部
用途:ティー、浴用、化粧品、石けん、ポプリなど
ヨーロッパ南部、近東原産のジャーマン・カモマイルは草丈60cmほどの1年または2年生です。白の舌状花と黄色の管状花からなる頭状花が枝端に単生し、花には特徴的に強い芳香があります。真正カミツレともいいます。

胸やけ、胃炎、疝痛、生理痛、冷え性、不眠など幅広い薬効を示すため、多くの国で「緑の薬箱」の定番ハーブになっているそうです。matricarita は母を意味する mater、あるいは子宮に対応するラテン語の matrix に由来するとされます。

フレッシュのティーは風味がよいのですが、抗炎症作用をもつアズレンは存在しないようです。乾燥花にはローマンよりもやや多くアズレンが含まれます。胃炎、胃潰瘍には食間に服用し、上気道の炎症には蒸気吸入がよいようです。口腔、咽頭部の粘膜の炎症には何度もうがいをします。切り傷、打ち身。皮膚炎などにはハップ剤、湿布として利用されます。アレルギー抑制剤として化粧品、毛髪のコンディショナー、脱色剤などに添加され、髪に使うと金髪を際立たせるようです。また化粧料、浴用としては肌を白く滑らかにするようです。

*温浸剤は眼の周辺に使用しないようにしましょう。真正ジャーマンカモマイル以外ではアレルギーが起こることがあるので注意が必要です。

作用:消炎、鎮静、鎮痙、駆風
適応:胃炎、胃潰瘍、生理痛、皮膚炎・口内炎には外用で使用する。
含有成分:精油(α-ビザボロール、カマズレンなど)、セスキテルペンラクトン類(マトリシンなど)、フラボノイド(アビゲニン、ルテオリンなど)、コリン、クラリン類、粘液など
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リンデン(ハーブ)
英名:Linden / Lime
学名:Tilia cordata / Tilla europase
科名:シナノキ科
和名:セイヨウシナノキ、フユボダイジュ、西洋ボダイジュ
別名:スモールリーブド・ライム
使用部位:乾燥した花、葉部
用途:ティー、浴用、うがい、ポプリなど
高さ30mを超すリンデンの葉は鎮静、発汗、利尿の働きがあることからヨーロッパの植物療法では古くから高血圧や不眠、インフルエンザに用いられてきたそうです。また古代ゲルマンの諸民族によって、オーク同様神聖な樹木としてシンボルとされていたようです。癇癪と麻痺を癒す力があると信じられ、魔法と結びつけられて考えられていました。花言葉は夫婦愛。

ファルネソールをはじめとするリンデンの精油成分が放つ甘い芳香は不安や興奮を鎮め、心身の緊張を和らげます。オレンジフラワー(Citrus aurantium)とのブレンドでハーブティや入浴剤によいそうです。

またフラボノイドとフェノール化合物を含む発汗ハーブとしてエルダーフラワーと合わせて多く使用されるそうです。ドイツでは小児科で風邪にひきはじめにリンデン4に対してペパーミント1の割合でブレンドしたハーブティが処方されるようです。英国ハーブ薬局方では鎮静、鎮痙、発汗、降圧それにエモリエント(柔軟化)作用と緩和な収れん作用が報告され、適応症として上気道カタルや風邪、高血圧、不眠などがあげれているそうです。

作用:発汗、利尿、鎮静、鎮痙、保温(外用)
適応:風邪および風邪による咳、上気道カタル、高血圧、不安、不眠
含有成分:フラボノイド配糖体(ルチン、ヒペロシド、ティリロシド)、粘液質(アラビノガラクタンなど)、タンニン、フェノール酸(カフェ酸、クロロゲン酸)、精油(フェルネソールなど)
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ネトル(ハーブ)
英名:Nettle
学名:Urtica dioica L.
科名:イラクサ科
和名:西洋イラクサ
別名:スティンキング・ネットル
使用部位:生または乾燥した葉
用途:ティー、調理、葉緑素の供給源、紙・布の原料、頭髪・頭皮ケア
ユーラシアが原産のネトルは高さ80〜150cmになる多年生草本で茎や葉にとげを持ち、微小な花は夏から秋に開花します。ネトルの名前は撚り糸を意味する古語に由来するとされ、アンデルセン童話の白鳥の王子にもイラクサの糸で服を編む様子が描かれています。ティーにすると緑茶に似たふんわりとした葉の香りと味がします。

ネトルはヘモグロビンに構造が類似したクロロフィルを豊富に含み、古くから浄血と造血の目的で用いられてきたようです。浄血としてはアトピーや花粉症、リウマチなどのアレルギー疾患に用いられられ、春先のアレルギーやニキビ、じんましんの春季療法としてハーブティなどが内用されます。また鉄分やビタミンCを含み、造血の目的として貧血に、さらに妊婦や助産婦にもよいようです。

豊富に含まれるフラボノイド類やカリウム、ケイ素は体内の老廃物や尿酸を排泄する利尿作用が強く、痛風や尿砂、尿道炎などの泌尿器系の感染症に、良性の前立腺肥大の排尿痛、頻尿、残尿感などの症状の緩和などに用いられるそうです。

育毛の目的でローズマリーと併用されることがあり、フケや脂肪過多の頭髪・頭皮の手入れにもよいようです。

作用:利尿、浄血、造血
適応:リウマチ、花粉症、アトピーなどのアレルギー疾患、痛風、尿道炎、外用で創傷、製肌、育毛など
含有成分:フラボノイド(クエルセチン)、フラボノイド配糖体(ルチン)、クロロフィル、フィットステロール(β-シトステロールなど)、β-カロチン、ビタミンC、葉酸、ミネラル(ケイ酸、カルシウム、カリウム、鉄)、刺毛にアミン類(ヒスタミン、セロトニン、コリン)
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セントジョンズワート(ハーブ)
英名:St.John's wort
学名:Hypericum perforatum
科名:オトギリソウ科
和名:西洋オトギリソウ
使用部分:開花時の地上部
用途:ティ、チンキ剤、抽出油
ヨーロッパやアジア西部が原産のセントジョンズワートは50cmほどになる多年草。節ごとに小枝をつけ、葉は楕円か長楕円形でレモンに似た香りの黄色の花を夏に咲かせます。

毎年6月24日の聖ヨハネの日に収穫すると最も治癒力が強いといわれ、古代ギリシア時代から傷の手当や利尿、月経困難などに用いられてきたようです。また脳内のセロトニンン濃度を高めるともいわれ、暗く落ち込んだ心に明るさを取り戻すことから「サンシャインサプリメント」とも呼ばれています。近年になって科学的研究が進み、抑うつに対する効果が確認され、季節性感情障害や更年期の抑うつなどにも活用されているそうです。

花を植物油で抽出したセントジョンズワート油は外傷や火傷に、またアロマテラピーのキャリアオイルとして、チンキ剤は消炎、鎮痛の目的で利用されます。

*薬物代謝酵素を誘導するため、厚生省は次の医薬品との併用に関する注意を促す発表を行っています。インジナビル(抗HIV薬)、ジゴキン(強心薬)、シクロスポリン(免疫抑制薬)、テオフィリン(気管支拡張薬)、ワルファリン(血液凝固防止薬)、経口避妊薬

作用:抗うつ、消炎、鎮痛
適応:神経疲労、軽度〜中等度の抑うつ、季節性感情障害、PMS(月経前症候群)、創傷、火傷
主要成分:ジアンスロン類(ヒペリシン、ソイドヒペリシンなど)、フラボノイド配糖体(ヒペロシド、ルチンなど)、ハイパーフォリン、タンニン、精油
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マルベリー(ハーブ)
英名:Mulberry
学名:Morus alba
科名:クワ科
和名:クワ、マグワ
使用部分:葉部
用途:ティー、ジャム、果実酒、化粧品
マルベリーの学名のMorusはケルト語の「黒」に由来し、完熟した紫黒色の実は昔から世界各地で生食され、ジャムや果実酒の原料として用いられてきました。また、蚕が食べる唯一の植物、桑の葉として養蚕による絹の生産を支えてきました。そしてマグワは中国でもっとも用途の広い薬用木のひとつとして、日本でも古くから健康茶として利用されてきたようです。

マルベリーの葉に含まれているデオキシノジリマイシン(DNJ)は二糖類分解酵素であるα-グルコシダーゼの働きを阻害し、食後の血糖値の上昇を抑制するため、糖尿病をはじめとする生活習慣病の予防に役立つそうです。また腸内のビフィズス菌など善玉菌の働きを高めるので腸内環境を改善し整腸作用、便秘の改善にもよいようです。

美容の分野では美白を目的にパウダー状にしたものをパック剤として用いることもあるようです。

作用:α-グルコシダーゼ阻害による血糖調整
適応:糖尿病、肥満などの生活習慣病
主要成分:デオキシノジリマイシン、ガンマアミノ酪酸、クロロフィル、フィトステロール(シトステロール)、ミネラル(鉄、カルシウム、亜鉛)
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パッションフラワー(ハーブ)
英名:Passionflower,Maypop
学名:Passiflora incarnata
科名:トケイソウ科
和名:チャボトケイソウ
使用部分:地上部の全草
用途:ティー
中央に房毛をつけたエキゾチックな紫色の花を咲かせるパッションフラワーは鎮静効果のあるハーブとして神経緊張や不眠の治療に使われてきました。米国の先住民チェロキー族やメキシコのアステカ族が用いたという歴史もあるそうです。

向精神性ハーブに分類されますが、作用が穏やかであるため小児や老人、更年期の女性などにも安心して処方できる「植物性の精神安定剤(トランキライザー)」と呼ばれています。

くせのない草花の香りと味わいのパッションフラワーは不安や緊張、イライラした気持ちを解きほぐし、リラックスさせる効果があるようです。精神的な緊張やそれに伴う不眠を改善し、また頭痛、歯痛、生理痛などの激しい痛みを和らげます。神経痛や筋肉痛、ストレスからくる偏頭痛や腹痛、高血圧などにもよいようです。

鎮静系のジャーマンカモミールとのブレンドや、ドイツでは精神安定や不眠にレモンバームやバレリアン、マイルドな強心剤としてホーソンとブレンドして用いられるそうです。

作用:(中枢性の)鎮静、鎮痙
適応:精神不安、神経症、心身の緊張およびそれに伴う不眠、過敏性腸症候群、高血圧
主要成分:フラボノイド(アピゲニン)、フラボノイド配糖体(ビテキシン)、インドールアルカロイド(ハルマン、ハルモール)、青酸配糖体(ジルカルディン)
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